Beyond 5G推進コンソーシアムと6G Smart Networks and Services Industry Association(6G-IA)とのBeyond 5G(6G)に関する協力覚書の署名

令和4年5月2日
【共同報道発表】

2022年5月2日、Beyond 5G推進コンソーシアム(会長:五神 真)と6G Smart Networks and Services Industry Association(6G-IA)(議長:コリン・ウィルコック)は、Beyond 5G(6G)の推進に関する協力覚書に署名しました。


I 覚書の背景

Beyond 5G推進コンソーシアム(B5GPC)は、我が国のBeyond 5G(6G)に関する取組のアピールを推進しています。また、同コンソーシアム・国際委員会(委員長:中尾 彰宏)は、国外の国々や組織との連携に向けて取り組んでいます。

また、6G Smart Networks and Services Industry Association(6G-IA)は、次世代ネットワークとサービスに関する欧州の産業や研究の代表機関となっています。その主な目的は、Beyond 5G(6G)の研究における欧州のリーダーシップに貢献すること及び5Gアクションプランに基づく5Gの展開を実現することです。6G-IAは、標準化、周波数スペクトル、研究開発プロジェクト、技術向上、実証開発を含む主要な垂直産業部門との協力、国際協力を含む、戦略的分野で幅広い活動を行っています。

本日、Beyond 5G推進コンソーシアムと6G-IAは、Beyond 5G(6G)に関する協力を推進するための覚書を締結することに合意しました。

なお、本覚書は、我が国と欧州のBeyond 5G(6G)関係機関の間で署名されたものとしては初となります。

II 協力項目

  1. 情報の交換(Exchange of information)
  2. 以下の項目についての協力
    1. 6Gのビジョン(Vision of 6G.)
    2. 認識、理解及び関与、そして最終的な採用を確実にするための技術の開発と普及(Technology exploitation and dissemination to ensure awareness, understanding and involvement and finally adoption.)
    3. 6Gの要件(Requirements on 6G.)
    4. 基本的なシステムコンセプト、設計及びユースケースに関する議論(Discussions on basic system concepts, architecture and use cases.)
    5. 6G技術の周波数帯の特定及び周波数調整のための国際的な規制プロセスの支援(Support for global regulatory process in identification of Frequency bands and spectrum arrangement for 6G technologies.)
    6. 世界的に調和された規格の開発を支援するための、共通の関心事の特定、コンセンサスの形成及び協調(Identification of common interest, building of consensus and collaboration to support development of globally harmonised standards.)
    7. 日欧の研究機関や産業界の連携推進(Promoting cooperation among European and Japanese R&D organizations and industries.)
    8. 6Gのユースケース等(Use cases of 6G and other topics.)

III 今後の方針

Beyond 5G推進コンソーシアムと6G-IAは、ウェビナーの共催や共同研究プロジェクトの実施を検討します。また、他の国及び団体との連携について、引き続き模索してまいります。