Beyond 5G推進コンソーシアムとは

目的

Beyond 5G推進コンソーシアムは、2030年代に期待される強靭で活力のある社会の実現に向け、Beyond 5Gの早期かつ円滑な導入、Beyond 5Gにおける国際競争力の強化を目指します。


活動

コンソーシアムは、総会並びに傘下の委員会である企画・戦略委員会及び国際委員会から構成されます。各委員会の活動内容は以下のとおりです。

企画・戦略委員会

  • Beyond 5G推進に向けた総合的な戦略の検討
  • Beyond 5G白書の作成

国際委員会

  • Beyond 5G推進に向けた国際動向把握
  • 我が国の取組状況の国際的な発信

Beyond 5Gとは

Beyond 5Gとは、「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」といった5Gの特徴的機能のさらなる高度化に加え、「超低消費電力」「超安全・信頼性」「自律性」「拡張性」といった持続可能で新たな価値の創造に資する機能をもった5Gの次の世代の移動通信システムです。

Beyond 5Gの特徴

Beyond 5G推進コンソーシアム 設立趣旨

移動通信システムは、世代を重ねる中で、通信基盤から生活基盤へと進化しています。各国で導入が進みつつある第五世代移動通信システム(5G)は、生活基盤を超えた社会基盤へと進化すると見込まれており、さらに、その次の世代のBeyond 5Gは、サイバー空間を現実世界(フィジカル空間)と一体化させ、Society 5.0のバックボーンとして中核的な役割を担うものと期待されています。

Beyond 5Gは2030年頃の実用化が見込まれており、既に欧米をはじめ諸外国ではBeyond 5Gの規格化に向けた検討等が開始されています。Society 5.0は社会経済全体が知識集約型へのパラダイムシフトと共に訪れ、そこではリアルタイムのデータを全ての人々が安全で地球環境への負荷なく利用できることが求められます。

その転換後の社会基盤を担うBeyond 5Gの早期実現や国際競争力強化に向け、「Beyond 5G推進戦略懇談会」において議論を重ね、研究開発戦略や知財・標準化戦略、展開戦略についての今後の推進方針をまとめ、2020 年 6 月に「Beyond 5G 推進戦略」として公表したところです。

本戦略を強力に推進するためには、既存の分野や組織の枠を超えて未来社会像を描き、それに向けて直ちに行動していかねばなりません。そこで、各戦略に基づいて実施される具体的な取組や研究開発等に関する最新の国際動向の情報を産学官で共有し、Beyond 5Gの早期実現に向けた取組を推進するための検討を行う場として、また、Beyond 5Gに関する我が国の取組状況を国際的に発信する場として、「Beyond 5G推進コンソーシアム」を設立します。

2020年12月 設立発起人一同

設立発起人
五神 真 (東京大学第30代総長)
森川 博之 (東京大学大学院工学系研究科教授)
飯泉 嘉門 (徳島県知事)
内永 ゆか子 (NPO法人J-Win理事長)
木村 たま代 (主婦連合会事務局長)
篠﨑 彰彦 (九州大学大学院経済学研究院教授)
竹村 詠美 (Peatix Inc. 共同創設者・アドバイザー)
徳田 英幸 (国立研究開発法人情報通信研究機構理事長)
根本 勝則 (一般社団法人日本経済団体連合会専務理事)
藤原 洋 (株式会社ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長CEO)