Beyond 5G推進コンソーシアムと米・ノースイースタン大学とのBeyond 5G(6G)に関する協力覚書の署名

令和4年11月15日
【共同報道発表】

2022年11月15日、米国・マサチューセッツ州ボストン-ノースイースタン大学とBeyond 5G推進コンソーシアムは、Beyond 5G/6Gの推進に向けた国際パートナーとして、Beyond5G/6Gに関する協力覚書 (MoU)に署名しました。


米・ノースイースタン大学ワイヤレスIoT研究所(WIoT:The Institute of Wireless Internet of Things)(学長:Joseph E. Aoun)とBeyond 5G推進コンソーシアム (B5GPC) (会長:五神 真)は、Beyond 5G及び6G技術の実施に向けた世界的な取り組みを加速するための覚書に署名しました。ノースイースタン大学は、北米の学術パートナーとしては初めてB5GPC国際委員会に参加します。本覚書は、情報や出版物の交換、6Gに関するビジョンの共有、共同研究開発プロジェクトの分野での協力を促進します。

本覚書は、日米両国の各機関・組織がより強力なパートナーシップを構築し、標準に準拠したBeyond 5G機能の発展や、共通の6Gに関するビジョンを定義する一助となります。WIoTトンマーゾ・メロディア教授と五神真会長は、ノースイースタン大学とB5G推進コンソーシアムを代表し、この覚書に基づき、ウェビナーの共催や、共同研究プロジェクトの立ち上げに向けて協力することを確認しました。さらに、両機関は、他の国や組織との更なる協力の機会を探求し続けていきます。

ノースイースタン大学のWIOTについて

ノースイースタン大学ワイヤレスIoT研究所(WIoT)は、学際的研究センター、シンクタンク、テクノロジーインキュベータとして、ネットワークシステムの社会的応用および技術的発展を促進しています。同研究所は、フィジカル世界とデジタル世界の交差点にあるネットワークシステムのための最先端の研究、新しい学際的な教育モデル、新技術を開発し、その法的、経済的、倫理的、政策的な意味について研究しています。米国連邦政府と産業界から年間2,000万ドル以上の資金援助を受けており、NSF(米国家科学財団)の先端ワイヤレス研究のためのプラットフォーム、5G/6G R&Dセンター、無線システムのためのAI、将来にむけた周波数開拓といった、数々の国家プログラムをリードする拠点となっています。また、世界最大のRFエミュレーターであるコロシアムや、世界で唯一のテラヘルツ無線ネットワークのテストベッドであるテラノバなど、ユニークな実験機能を備えているほか、FCCイノベーションゾーンの本拠地でもあり、活気ある産業コンソーシアムの中心地となっています。

Beyond 5G推進コンソーシアムについて

日本で設立されたBeyond 5G推進コンソーシアム (B5GPC)は、2030年代に期待される強靱で活力ある社会を実現するために、5G以降の通信インフラとサービスの早期かつ円滑な導入と、参加者の国際競争力の強化を目指しています。

B5GPCは、日本のBeyond5G/6Gの取組のアピールを推進しており、同コンソーシアムに設置された国際委員会(委員長:中尾彰宏)は、日本以外の国や組織との連携活動にも積極的に取り組んでいます。